2026年10月21日、PHPに重大な脆弱性が2件見つかり、修正版が公開されました。認証なしで、外部からコードを実行されるおそれがあるものです。
WordPressをはじめ、ほとんどのホームページはPHPというプログラムで動いています。弊社で制作しているサイトも、8割はWordPressです。
この記事では、自分のサイトのPHPバージョンを調べる方法と、結果の見方をまとめます。
PHPが古いと、なぜ危険なのか
サポートが終わったバージョンには、公式のセキュリティ修正が出ません。脆弱性が見つかっても、そのまま残ります。放置すると、サイトの改ざんや乗っ取りにつながる可能性があります。
公式の修正版
今回の脆弱性に対する、公式の修正版は次のとおりです。
| 使っているバージョン | 修正版 |
|---|---|
| 8.2 | 8.2.35 以上 |
| 8.3 | 8.3.36 以上 |
| 8.4 | 8.4.27 以上 |
| 8.5 | 8.5.12 以上 |
8.1以前は、すでにサポートが終了していて、公式の修正版は出ません。
PHPバージョンの調べ方
①1行のファイルを置く
- メモ帳などで、次の1行を書き、拡張子
.phpで保存します。ファイル名は何でも構いません。他の人に推測されにくい名前にしてください(例:phpver-xxxxx.php)。 - FTPで、トップページ(index.php)と同じ場所にアップロードします。
- ブラウザで
https://自分のドメイン/ファイル名.phpを開きます。 - 画面に出た数字が、PHPのバージョンです(例:
8.3.30)。
<?php echo PHP_VERSION;確認したら、すぐにサーバーからファイルを削除してください。 表示されるのはバージョンの数字だけですが、不要な情報を外に出さないためです。
画面が真っ白だったり、エラーが出たりする場合は、サーバーの設定が特殊な可能性があります。無理に続けず、サーバー会社か制作会社に相談してください。
②WordPressの管理画面から(ファイル不要)
WordPressなら、管理者アカウントでログインして、次の順に開きます。
ツール → サイトヘルス → 情報 → サーバー
ここにPHPのバージョンが表示されます。ファイルを置かずに済むので、WordPressのサイトでは、こちらが手軽です。
結果の見方
数字は、末尾まで見てください。
- 8.1以前:サポート終了です。公式の修正版は出ません。
- 8.2〜8.5:先ほどの表と比べてください。たとえば8.3.30なら、修正版(8.3.36以上)より前のため、更新が必要です。
- 8.2は、2026年末でサポートが終了します。
サーバー会社が、独自に修正パッチを当てると案内している場合もあります。ただ、できれば公式サポート中のバージョンのほうが、セキュリティ面で安心です。気になる方は、契約しているサーバー会社に確認してください。
ご注意
- 自分で管理しているサイトでのみ行ってください。
- 確認したら、ファイルはすぐに削除してください。
- バージョンの切り替えは、プラグインやテーマが動かなくなることがあります。切り替える前に、バックアップを取ってください。
古かった場合、よくわからない場合は
「バージョンが古かった」「切り替えて大丈夫か不安」という場合は、お気軽にご相談ください。サイトの状態を確認したうえで、進め方をご案内します。